『察してほしい』は、甘えではない

こんばんはしょーたです。

日常生活で度々議論の的になる『察してくれない・察してほしい』問題について記事にしたいと思います。

書籍等を読んでいると『察してほしいというのは甘えなので捨てましょう』。とはよく書かれる文言ですよね。

確かに職場内の人間関係における『察してほしい』はナンセンスだと思います。
『部下が~上司が~気持ちをわかってくれない。少しは察してほしいな。』は通用しません。

仕事場における優先事項は業務をこなすことですから、心を察してくれという前に表に感情をだして伝えることが大切です。
何より効率が悪いです。

しかしながら、親しい間柄においては仕事以上に心のやり取りが重要になってきますね。

結論から申し上げると

夫婦間やパートナーの関係においては
察してほしいは甘えだ!とは言えない
のです。

以下の記事を最後まで読まず途中で読むのをやめる方は、相手の感情に左右されない生き方で満足する方々なのでそれはそれで成立する夫婦間のパターンと思われます。


今回は、『相手の気持ちを察しあいたい、または察せないことでトラブルになることがある』というパートナーや夫婦間における場合について記事にしていきます。


以下に例を示しますが、様々なパターンに置き換えて考えてみてください。

夫婦間のトラブル例

サラリーマンの夫が職場で叱られ、不機嫌な顔をして帰ってきました。
ミスを指摘されましたが、落ち度はなく一方的に怒られたのです。

帰宅してから心を落ち着けようとお風呂に入ってみたり、ビールを飲んでみても怒りが収まりません。

リビングでは、夫におかまいなしい妻がバラエティ番組を観ながら、大笑いしています。
夫の気持ちをよそに大笑いしながらテレビを観る妻に、夫は怒り爆発。「テレビの音がうるさい!いつまで観てるんだよ!」
妻は突然どなられたことに反論し、夫婦喧嘩に発展してしまう。

よくあるパターンかと思います。

どちらが悪い!?

上記の例は察してくれないことからトラブルになったパターンです。察する問題が表面に現れるのは、怒りが伴うからです。

夫は何かあったことを気付いてほしかった、察してほしかったわけです。

妻からすれば、何かあったなんて知らないので言わなければわからないと怒るわけです。どちらが悪いでしょうか?

この場合やはりどちらも悪い。が正しいです。

察してくれと怒る夫側が一方的に悪いことはありません

夫は察してほしいと怒る場合、自分が同じ立場であった時に「どうしたの?何かあったの?」と察して気遣うことができるから怒るのです。

妻側は、『言わなければわからない』・『察してくれは通用しない』という態度自体が問題なのです。

本当に言わなければわからない問題だったのでしょうか?

夫の口数が少ない点、笑顔が少ないなど気付く要素はなかったのでしょうか。

歩み寄りが大切

夫側の改善されるべき点は、(ここでは夫としていますが逆の場合もしかり)妻も家庭の掃除や洗濯をして疲れたのか?など想像することです。それができれば怒りを抑えられたはずです。

何も自分だけが努力しているわけではないはずです。

妻側としては、「何かありそうだ」と敏感に察してあげる必要があります。
無理といってはいけません。
もちろん人の気持ちを100%理解することは難しいですが、相手の気持ちを考えることを諦めてしまってはいけないのです。

相手の気持ちは100%理解できないという真理を武器に大腕を振りかざしてはいけません

察してほしいと怒る人は他人を思いやる気持ちを持っている。が…

察してほしいと怒る人は自分が同じ立場に立たされた場合気付くことができるから怒る、と先ほども書きました。

しかし怒ってしまうというのはまだ発展途上だと思います。心をコントロールすれば、もう一歩前に進むことができます。

本当に察してあげられる人は、察することができない相手に怒りを覚えることはなくなります

怒りという感情は、諭す・意見する・諫めるといった感情に昇華されます。

あらゆる場面において相手の状況を察し、想像することになるからです。

察することができない人は

察することができない人は、本当に察することができる人に出会うととてもなのです。
相手が怒ることなく自分の立場を理解し、向き合ってくれるからです。

本当に察することができる人は、怒ることなく諭し、意見を述べてくれます。

しかしながら察することができない人にとっては、それ故に難しいのです。察する必要がない状況に慣れてしまうのです。

相手の気持ちを考えることなく生活していても相手が考えてくれているからです。

察することができないという人は、怒られないからとその状況に甘えることなく、相手の心の声に敏感にならなければなりません。

相手が伝えてくれる意見や諫言に敏感に反応しなければならないのです。

怒られないからとあぐらをかいていると、夫婦間に溝ができてしまうかもしれません。

例外もあるか

最初に書きましたが、夫婦・パートナー間での例外はあるかとも思います。
相手の心・自分の心の思うままに振舞っていても成り立っている方もいるでしょう。
しかしながらこの記事をここまで読む方は、そうではない人たちです。

まとめ

いかかでしたか。ここまで読まれた方は何かしらの思いが通じるところがあり読んでいただけたと思います。

相手を怒らせてしまった方やどうしても理解してくれない相手に困っている方など様々かと思います。

この記事を読む方は大抵が相手の気持ちを察してあげることができる人たちだと私は思っています。

察することができない人はそもそもこの記事を読まない可能性があります。

そんな場合には、面白い記事があったよなどと読ませてあげてみるのもよいかもしれません。

今回の執筆時間2時間

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